トレメンドスサーカスは、ゴシック&ロリータを着て、爆音のダークミュージックと共に、暗黒童話・怪奇幻想などを題材に、耽美派で頽廃的・中性的な、人の心の痛みを叫ぶ熱い演劇を創る、東京の劇団です。
生配信+アーカイブ公演!!!
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『バッドエンド・ピノキオ「ペトルーシュカ」』
演出/田中円 知乃
脚本/田中円
音楽監督/Dee Lee
公演日時/2022年3月11日(金)
劇場/松戸StageV
ご挨拶 脚本 演出/田中円
マースレニツァというお祭りは、冬の終わりに、10日間家族の一員のように大切に過ごした手作り人形に、全ての冬の間の穢れを託してお炊き上げする、ロシアの春を迎えるお祭りです。
「19842022」が新型コロナウィルス感染症の影響で中止となり、せめて何かお客様に届けられないかと考えたときに、かつて一夜限り上演されたトレメンドス伝説の演目「ペトルーシュカ」を、今できる最高のメンバーで、生配信でお届けしたいと思いました。
日本にも依り代という文化があり、ひとがたに切り抜かれた紙に穢れを託して水に流したり、お雛様を川に流したりする行事もあります。自分のいけにえ人形に穢れを託して浄化させるというのは、なんだか俳優の仕事とも似ているように思います。俳優は舞台上で、自分のありのままの姿をさらして、生き、死に、お客様に託された感情を昇華させるのですから。
世界中で今も、戦争や飢餓や差別、犯罪はなくなりません。人形が殺される姿に共感する時、それは今もどこかで苦しんでいる“誰か”を思うことにつながるのではないかと思います。少しでも世界が良くなることを願って、歌と踊りとお芝居の楽しいお祭りを、あなたに、お届け出来ればと思います。
イントロダクション
ペトルーシュカを執筆するにあたって最も影響を受けたのは、シリアの内戦を写した写真だ。それは国から脱出するため、小舟で海を渡ろうとし難破した、子供が亡くなった写真である。
その他にも、世界中で今も行われている焼身にも影響を受けた。望まぬ政府に支配され、失政者に、世界に、焼身自殺することでしか抗議できない。それでも、世界は何も変わらないのだ。
労働者が自由を求めて作ったはずの、共産主義に色濃く影響を受けたロシアという国の伝統文化であるマースレニツァは、冬の間の苦しみを、全部生贄人形に託して一週間一緒に寝て過ごして、それを焼き殺す。すると春が来る。
多くの犠牲者の象徴である人形たち、ペトルーシュカはシリアの内戦で溺死した子供であり、バレリーナは性風俗に従事させられ家父長制のもと女性差別を受ける女、ムーアの人形はマスキュリズムの幻想の中で社会の競争にさらされ、残酷な無意識、新自由主義の中で最も大切なものを失う軍人、男の象徴である。人形遣いはその全てを操り、彼らを生みながらも、ただ快楽に興じ、虚無におびえる現代社会の人間そのものである。
私たちは悲劇の人形芝居を通じて、彼らの犠牲になる姿を通じて、もう二度と戦争と差別のない平和で平等な社会を夢見、実現すると誓う、そういう芝居となることを願っている。
究極の人形芝居を目指して
アングラ演劇と言えば人形振りと言われる。私たちは今回の公演を通じて、日本の伝統文化である人形浄瑠璃、また西洋演劇のパントマイム、バレエ、ダンスなどを参考に、究極の人形芝居を追求したいと考える。
耽美で豪華絢爛なゴシック&ロリータを身にまとい、爆音のダークミュージックと共に、激的な演劇体験を!
私たちは世界初、日本発のゴシック演劇として、耽美で豪華絢爛なゴシック&ロリータを身にまとい、爆音のダークミュージックと共に、社会派エンターテイメントを作り続けてきた。今公演ではロシアの名作古典バレエの世界を、アンティークでゴシックな世界観で作り上げる。また私たちはキャスト・スタッフ共に多くのLGBTQを擁し、男装・女形をキャスティングに合わせて自在に使い分け、ジェンダー多様性社会の実現に貢献する。
Story
ロシア、謝肉祭。
人々が陽気に握わう広場で、人形劇が行われている。
あらくれ大男の人形に、殴られ蹴られ、笑われるピエロの人形ペトルーシュカは、赤い頬をしたバレリーナの人形に恋をした。けれど、彼女はあらくれ大男の恋人だった。
人間に憧れた人形の、哀しい恋の物語。
Cast
歌唱ライブ:(3曲)
椿綺透子/en
ペトルーシュカ本編:
知乃/en/当山楓花/菅原茉利奈/田中愛恵/せとうあゆみ(以上劇団員)
萌木小川/山本和(brosB&Co.)
演奏:
DeeLee
STAGE STAFF
演出/田中円 知乃 脚本/田中円 音楽監督/Dee Lee 振付/水乃るか 知乃 演出助手/当山楓花 舞台監督/菅原茉利奈 衣装・メイク/知乃 美術/アカバネ みのちょく 配信・照明/松戸StageV
PRODUCE STAFF
プロデュース/知乃 アートディレクション/知乃 デザイン/アカバネ 歌唱指導/椿綺透子 制作チーフ/菅原茉利奈 制作/当山楓花 田中愛恵 アカバネ みのちょく 里見ちひろ 協力/大上貴摩瑳 製作協力/双六堂 BlackArtsTechs brosB&Co. 企画・製作/虹創旅団 TremendousCircus
公演日時
本公演は無観客・生配信+14日間のアーカイブ配信公演となります。
・生配信 2022年3月11日(金)18時開演
※30分前から配信開始
◇上演時間 約1時間
配信チケットご購入
チケット発売中! ※3月25日21時59分までチケット購入可能
◇ご予約 https://twitcasting.tv/c:blackartstechs/shopcart/135901
◎視聴期間:配信当日より14日間 —- リアルタイム配信終了後も2週間の期間内は何度でもご視聴可能です。
※回線状況によっては映像の遅れや乱れ等発生する可能性がありますのでご了承下さい。
◇料金 生配信・アーカイブ配信共通 3,500円
◇購入ガイド
https://twitcasting.tv/helpcenter.php?pid=HELP_PREMIER_LIVE_BUY
【GOODS】
こちらは「19842022」中止に伴う劇団・俳優・スタッフへの支援も兼ねたグッズとなります。
是非ご購入いただけましたら大変助かります。
https://shop.tremendous.jp/
・キャスト応援セット(ご指定いただいた俳優のメッセージ入りブロマイド3枚+手書きメッセージカード) 1500円
※ブロマイドのメッセージは印刷したものを、メッセージカードは直筆のものをお届けします
※3月中旬~下旬頃を目処に発送いたします
劇団、またお客様一押しの俳優を強くサポートする特別グッズです。
3月公演『19842022』の中止に伴い、劇団・俳優は窮状にあります。こちらのグッズをご購入いただくことで、ご指定いただいた関係者へ収益が還元されます。
※購入時、備考欄にご希望のキャスト名をご記入ください。扱いの指定がない場合は劇団への収益とさせていただき、グッズはランダムでお届けいたします。
・公演中止に際しての劇団支援 一口500円、1000円でご用意しております
グッズサイトでご購入頂けます。
以下の口座にて、直接の募金も承っております。
みずほ銀行
劇団TremendousCircus
店番 558(所沢支店)
普通預金
口座番号 3016068
ご連絡などは不要ですが、募金いただけましたことをメールにてご連絡いただけましたら、是非お礼をお返事させていただきたく思います。
◇公演グッズ
・『バッドエンド・ピノキオ「ペトルーシュカ」』サウンドトラックCD 2000円
・『バッドエンド・ピノキオ「ペトルーシュカ」』上演台本&稽古・創作ノート 1000円
注意事項
◆舞台関係者様へ◆
チラシ「手折込」について
当公演は完全無観客公演であるため、折り込み受け付けは実施いたしません。
次回以降の有観客公演では実施する予定ですので、その際にぜひよろしくお願いいたします。
お問い合わせ
TremendousCircus公式HP:http://tremendous.jp
E-mail:kosoryodan@gmail.com
Tel:090-4722-6538(田中)
Twitter:https://twitter.com/kosoryodan
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