TremendousCircus is a feminist theater company from Tokyo that performs black metal musicals dressed in Gothic and Lolita./トレメンドスサーカスは、ゴシック・アンド・ロリータを正装とし、爆音のブラック・メタル・ミュージカルを、社会問題の当事者運動として上演する、東京のフェミニスト劇団です。

『メサイア・カーミラ』2022年7月23日(土)〜25日(月)

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トレメンドスサーカスは、ゴシック&ロリータを着て、爆音のダークミュージックと共に、暗黒童話・怪奇幻想などを題材に、耽美派で頽廃的・中性的な、人の心の痛みを叫ぶ熱い演劇を創る、東京の劇団です。

TremendousCircus FEMINISM YEAR 2022第一作
『メサイア・カーミラ』

“あなたを否定する世界なら、私はいらない”

原作/シェリダン・レ・ファニュ「カーミラ」
演出/田中円 知乃
脚本/田中円
音楽監督/Dee Lee
公演日時/2022年7月23日(土)~25日(月)
劇場/ザムザ阿佐ヶ谷

ご挨拶 演出 田中円

死というゴールがあるから楽しい、それもわかります。
けれど、もしも若いまま、大好きな人たちと永遠に生きられたなら。
ほんの一時を永遠にする、それは演劇にとっての得意分野です。
悲しい現実からあなたをさらう、美しい女吸血鬼の物語を、どうぞお楽しみください。

Introduction

すべての女性に、優しい死という救済(メサイア)を_。

TremendousCicrusでは2021年11月に、フェミニズムを題材とした『Femiking』を上演しました。クレオパトラの生きた時代から現在まで、幾多の女性が家父長制や差別の下敷きとなり、抑圧され、苦しみ、泣き叫び、時には目を覚ますことなく一生を終えています。今日においては、その実情は次から次へと明らかになり、話題に上がることも増えています。しかし、問題は未だ解決されないものばかりです。
男女の経済格差、コロナの影響も受け、女性が望まぬ性風俗に身を落とす事例も増えています。もしも男女の経済格差がなかったら、本当に風俗で働きたい人間などいるでしょうか。法律上は挿入が禁止されているはずのAVでは、当たり前のように本番行為が行われており、それ以上の言語を絶するほどの恐ろしい行為、人の尊厳を踏みにじる行為が撮影された動画も出回っています。
フェミサイドも後を絶たちません。小田急線では“幸せそうな女性を狙った”傷害事件もありましたし、デリヘルの女性がホテルで客の男性に殺される事件もありました。世界中でフェミサイドは後を絶ちません。
昨今では受験生を狙った痴漢も話題となりました。私たちは演劇界のハラスメントをなくす会の支援も行っていますが、その相談もたえることはなく、表に出ることのない泣き寝入りとなった被害を思うとき、怒りを禁じえません。
前作「Femiking」に出演した女性劇団員が、正月に実家に帰省した際、座って料理を待つ男たちを前に、酌をし、お節を用意する親戚の女性を見て、愕然としたという話がありました。
人間の半分である女性に対して、これほど悲惨な現状があるにも関わらず、日本ではそれほど差別が問題視されているとは思えません。夫婦別姓でさえ全く実現されず、結婚しパスポートの名前を変更する時には数千円の負担さえ強いられています。むしろ不況の中で、家庭への負担は増大し、女性差別は拡大しているとも言えます。インターネットなどにおけるバックラッシュは目も当てられない状況です。
メサイア・カーミラで描くのは、フェミニズムにおける差別の「実害」であり、その実害の中で世界を呪いながら死んでいく女の看取りです。イエス・キリストも、仏陀も、世界中の多くの救世主は男ですが、トレメンドスの救世主は男ではなく、女です。この物語は、全ての女の救済者である「カーミラ」が全ての女を救い、絶望の中死にいく女たちと共に泣き、叫び、大丈夫だ、安心しろと強く抱きしめる物語であります。さらに、物語にはあらゆるセクシュアリティが当然として存在します。カーミラは自分を女であると認識する人間全員を救い、抱きしめます。
このくそくらえな世の中に、カーミラは救いなど求めません。一度死に、優しく暖かい生と死の中間の存在として復活し、病も老いも、ルッキズムもエイジズムもセクシズムもない、女だけの楽園で幸せに暮らすことをカーミラは提唱します。
「全ての女性に、優しい死という救済(メサイア)を__。」
本作のテーマは「全ての女性への真なる応援」です。

耽美で豪華絢爛なゴシック&ロリータを身にまとい、爆音のダークミュージックと共に、激的な演劇体験を!

私たちは世界初、日本発のゴシック演劇として、耽美で豪華絢爛なゴシック&ロリータを身にまとい、爆音のダークミュージックと共に、社会派エンターテイメントを作り続けてきた。今公演では吸血鬼の元祖とも言われる原作を、正統派ゴシックアンドロリータの世界観で作り上げる。また私たちはキャスト・スタッフ共に多くのLGBTQを擁し、男装・女形をキャスティングに合わせて自在に使い分け、ジェンダー多様性社会の実現に貢献する。

Story

ローラと呼ばれる少女は一千年生きていた、生と死の中間の存在として。運命の恋人である女吸血鬼カーミラを復活させる為に。だが一人の吸血鬼ハンター(ヴァン・ヘルシング)が、彼女を殺そうと狙っているのだった__時空を超えた、少女同士の運命の恋が幕を開ける!

公演情報

Cast

〔劇団員〕

知乃、当山楓花、en、田中愛恵、菅原茉利奈、せとうあゆみ、アカバネ、椿綺透子

〔GUEST〕

山本和(brosB&Co.)、乙坂みどり(ムーブマン)、佐藤瑞姫、梅木杏歌、工藤蔵誉、坂井亜由美(劇団昴)、武川陽香

〔DANCER〕

あや丸

Staff

〔STAGE STAFF〕

演出/田中円 知乃 脚本/田中円 音楽監督/Dee Lee 音響/松本蓮(合同会社KaTia) 照明/南条真沙代 演出助手/当山楓花 アカバネ 舞台監督/菅原茉利奈 衣装・メイク/知乃 振付/知乃 田中愛恵 美術/アカバネ みのちょく 歌唱・編詩/椿綺透子 殺陣/合田孝人

〔PRODUCE STAFF〕

BOSS/知乃 プロデュース/菅原茉利奈 田中円 アートディレクション/知乃 デザイン/アカバネ 歌唱指導/椿綺透子 制作/当山楓花 田中愛恵 アカバネ みのちょく 里見ちひろ 製作協力/双六堂 BlackArtsTechs 合同会社KaTia brosB&Co. ムーブマン 劇団昴 企画・製作/虹創旅団 TremendousCircus

Schedule

2022年7月23日(土)~25日(月)

23日(土) 14:00☆/19:00〔生配信〕☆
24日(日) 14:00〔女性専用回〕☆/19:00
25日(月) 12:00〔平日昼割引回〕/16:00

※「☆」はアフタートークを実施!詳細はこちらから
※60分前受付開始、30分前開場
※上演時間 約2時間30分、アフタートークは20分を予定しています。
※ チケットに記載された整理番号順でのご入場となります。当日精算のお客様はその後のご入場とさせて頂きます。
※女性専用回は女性のお客様のみご予約を承ります(「女性専用回について」参照)
※ 本公演の演出・表現について、また政治的・社会的主張についてご案内しております。詳しくはこちら

Ticket(全席自由・日時指定制)

2022年5月22日 0:00発売!
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=66041&

当日券は「一般」および「リピート割引」のみの取り扱いです

一般(前売・当日共通) 4,500円
グループ割引(3名以上で1名につき) 4,200円
ユース割引(22歳以下対象)*¹ 4,000円
小・中・高校生割引*¹ 3,500円
パトロンチケット*² 9,000円

◎各回限定チケット

女性専用回(24日14:00回) 3,000円
平日昼割引(25日 12:00回) 4,200円
リピート割引(当日券限定・1回目の半券持参) 2,000円
*¹ 当日受付にてご年齢の分かるものまたは学生証のご提示をお願いいたします
*² ご指定いただいた出演者へ利益が大幅に還元される限定特典付きチケット

◎配信チケット(7月23日(土) 19:00回)

https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/724

観劇三昧LIVEチケット 3,500円

・アーカイブ視聴期限:8月6日19:00
・一度のご購入で、当日の生配信に加え、アーカイブ配信を期間中何度でもご覧いただけます。
・視聴ガイドはこちら

観劇三昧LIVE~チケット購入方法・ご視聴方法~

☆パトロンチケット

特典内容

☆購入ガイド

チケットの選び方!

カンフェティの操作方法はこちらをご覧下さい↓
https://www.confetti-web.com/guide/flow_c_1.php

女性専用回(7月24日 14時開演)について

女性の13人に1人は性被害に遭っているという調査結果があります。一度性被害に直面すると、被害以前自分が見ていた景色とは世界が変わって見えます。被害女性は映画館や劇場で隣に座る男性に怯えながら閉鎖的な空間で2時間を過ごすことになります。女性専用車がなぜあるかわかりますか? 加害する人がいるからです。女性が安心して「ただ、観劇をする」たったそれだけのことが当たり前にできるように。トレメンドスの公演で絶対にそんな被害者を出さない、加害者を絶対に許さないという強い意志のもと女性専用回を実施します。

※100分回は通常回へと変更になりました

映像配信

生配信を予定しております。詳細は改めてご案内いたします。

Special Event

◎アフタートーク

ゲストを招いて20分ほどのアフタートークを実施します。

・7月23日(土) 14:00回 『男性同士が語る、次世代へ向けたフェミニズム』
クボユウスケ氏(マーケティングプロデューサー)
・7月23日(土) 19:00回 『女は「誰」に殺されてきたか〜女が死ぬこと・これまでとこれから〜』
葭本未熾氏(少女都市/劇作家・フィランソロピスト)
・7月24日(日) 14:00回 『フェミニスト大集合!〜女が怒ることについて、女だけで語り合う〜』
石川優実氏(俳優・アクティビスト)、千尋氏(俳優・フェミニスト)、葭本未熾氏(少女都市/劇作家・フィランソロピスト)

ぜひご注目ください!


クボユウスケ(マーケティングプロデューサー)


葭本未熾(少女都市/劇作家・フィランソロピスト)

劇作家。1993年1月17日生まれ。兵庫県出身。
文学座附属演劇研究所本科・研修科を経て、立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。
2歳の誕生日に阪神・淡路大震災を被災。生家が全壊し、仮設住宅で育った経験を持つ。
抑圧への抵抗、困難からの克服を、鋭利な台詞で描く社会派劇を上演する。
『聖女』で第60回岸田國士戯曲賞に推薦。
『リアの跡地』で令和3年度北海道戯曲賞大賞を受賞。
今年9月にTremendousCircusにて『女の子は死なない』を脚本・演出予定。


石川優実(俳優・アクティビスト)

1987年生まれ。俳優、フェミニスト、アクティビスト。高校時代にスカウトされ、芸能活動を開始。2014年、映画『女の穴』で初主演。2017年、グラビア活動で受けた性被害を告発し、#MeToo運動を展開。2019年1月に、職場でヒールやパンプスを義務付ける行為は女性差別にあたるとして発信したツイートが#KuToo運動として広がり、厚生労働省へ署名を提出する。運動は注目を集め、「ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)で「#KuToo」がトップ10入りした。また、同年の英国BBCの世界の人々に影響を与えた「100Women」に選ばれる。著書に『#KuToo 靴から考える本気のフェミニズム』(現代書館)、『もう空気なんて読まない』(河出書房新社)。


千尋(俳優・フェミニスト)

1994年生まれ。大阪府出身。12歳から舞台に立つ。2014年、奈良橋陽子が主宰するUPS ACADEMY本科を卒業。
2016年、セクシュアルハラスメントと男女のディスコミュニケーションを描いた二人芝居『オレアナ』に出演。2017年、自身の書き溜めた詩を台詞に再構築した舞台『アグノジア』を企画・原案・主演。
2022年、中濱宏介監督による有害な男らしさをテーマとした映画『A CHAOS CONTROL』に出演、劇場公開予定。映像業界における性加害・性暴力をなくす会 共同声明、および、演劇におけるあらゆるハラスメントについての撲滅宣言の呼びかけ人となる。

◎華装特典 ノベルティプレゼント

当日ゴスロリの格好で来られた方に、ノベルティをお渡しします。ぜひ素敵なゴスロリでご来場ください!
※盛った髪形やヘッドドレスを着用されたままのご観劇は、後ろのお座席の方の観劇に支障が出ますので、ご配慮いただきますようお願いいたします。

Goods

Coming Soon…

Theatre

ザムザ阿佐ヶ谷
〒166-0001 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21

JR中央線・総武線 阿佐ヶ谷駅 北口より徒歩3分
(新宿より快速で9分 土日祝日は各駅停車をご利用下さい)
阿佐ヶ谷駅北口を出て線路沿いを荻窪方面へ
右手に見えるTOAフィットネスクラブの北側

そのほかのご案内・注意事項

作品の主張・描写についてのご案内

本公演の演出・表現について、また政治的・社会的主張についてご案内しております。

「メサイア・カーミラ」演出に関するご注意と、差別・暴力・性的表現に関しまして
・「メサイア・カーミラ」における政治的・社会的主張に関しまして

魔女裁判」「虐待の国のサラ」公演中止により発行した支援500円金券の利用方法につきまして

新型コロナウィルス感染症対策により、お支払いが当日清算から事前清算に変更となりました。ご観劇当日、会場にて支援金券をご提示いただけましたら、その金額分の返金を行います。受付で発売しているグッズにご利用いただくことも可能です。

ご来場に際してのご案内

・開演5分前を過ぎるとお席をご用意できないことがございます。お早めにご来場ください。開演時間に遅れる可能性がある際には、kosoryodan@gmail.comまでご一報ください。場内入り口に近いお席をご用意いたします。
・劇場入り口に階段があります。また、劇中に強い光や大きな音を伴う演出がございます。ご入場時・観劇中にご不安がある場合や、介助を必要とされる際は、ご観劇の数日前までを目処にご連絡ください。ご観劇しやすいお座席の確保や台本の貸し出しなど、できる限りの介助をさせていただきます。当日もご心配な点がございましたら、お気軽に受付スタッフまでお声がけください。

公演にご来場のお客様へお願いとご注意

〔新型コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について〕
TremendousCircusでは、政府、自治体、関係諸機関等から示される正確な情報の収集に努めるとともに、東京都感染拡大防止ガイドライン及び業界団体(https://www.zenkoubun.jp/covid_19/index.html)の予防ガイドラインに基づき、感染拡大防止に取り組んで参ります。公演にお越し下さるお客様におかれましても、感染拡大予防の趣旨をご理解いただき、以下の通りご協力をお願いいたします。

・発熱、咳、くしゃみ、全身痛、下痢などの症状がある場合は、必ずご来場の前に医療機関にご相談いただき、指示に従って指定の医療機関にて受診してください。
・感染防止の為、マスクのご着用をお願い致します。
・手洗い、うがいの励行をお願いいたします。
・新型コロナウイルスに関する最新の情報はこちらをご参照ください。
内閣官房新型インフルエンザ等対策室ホームページ
(新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について):
http://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html
厚生労働省ホームページ:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
<外務省ホームページ>:
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省検疫所ホームページ:
https://www.forth.go.jp/topics/fragment1.html

荷物のお預かりについて

ロッカー・クロークのご用意はありません。
スーツケース等、座席の下に入らない大きなお荷物のみ、劇場ロビーにてお預かりいたします。受付にてお声がけください。

アレンジ花、スタンド花について

・1人様・1グループ様につきお一つでお願いいたします。
・スペースの都合上、楽屋に設置させていただく場合もございます。予めご了承ください。
・アレンジメント花には大きさの制限はございません。
・スタンド花については回収日時を確認の上、下記時間で可能な業者様にて手配していただきますよう、ご協力お願いいたします。
配送日時:7月21日(金)11:00~14:00
回収日時:7月25日(月)19:00~21:00
送付先:〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北2-12-21 ラピュタビル B1F ザムザ阿佐ヶ谷

舞台関係者様へ フライヤー折り込み受け付けについて

当公演では、各座席に設置するフライヤーの折り込みを承っております。ご希望の際は、
kosoryodan@gmail.com までご連絡ください。詳細をご案内いたします。

お問い合わせ

TremendousCircus公式HP:http://tremendous.jp
E-mail:kosoryodan@gmail.com
Tel:090-4722-6538(田中)
Twitter:https://twitter.com/kosoryodan
Instagram:https://www.instagram.com/tremendous.jp/
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