この度12月に上演が予定しております、「FEMIKING・BLACK METAL」のキャストオーディションを開催が決定致しました!

一緒に作品を作って頂ける仲間に出会えることを、劇団員一同心よりお待ちしております。
ぜひ奮ってご参加下さい!

応募資格

・年齢・国籍・経験不問
・18歳未満は親権者の同意が必要
・団体や事務所に所属している方は許可を取ってからご応募ください。
・男性の方はLGBTの方のみの受付とさせていただきます。
・オーディションへの参加費はございません。
(合格後の費用に関しては下記【ノルマ】をご参照ください)
・稽古・本番にご参加いただける方
(日程に関しては下記【公演日時】・【稽古日程】をご参照ください)

応募方法

こちらのGoogleフォームへのご記入をよろしくお願いします。
https://forms.gle/AhvX3J7kbiZ86coC9

公演概要

タイトル

FEMIKING・BLACK METAL

脚本

田中円

演出

田中円 第六天魔王知乃

音楽

Dee Lee

場所

池袋手刀
〒171-0014
東京都豊島区池袋2-46-3 シーマ100-B1
http://chop-tokyo.info/

公演日時

2023年12月27日

ストーリー

爆音・BLACK METALで送るトレメンドス大河ロマン!紀元前48年、エジプト・プトレマイオス王朝では、権力の座をめぐってクレオパトラ7世とその姉妹との間で、骨肉の争いが続いていた。当時クレオパトラは21歳。クーデターにより国を追われ、たどり着いた砂漠で、彼女はローマの将カエサルと出会う__。あらゆる愛をかなぐり捨てて、女性の人権を守る為に戦うクレオパトラ7世の、誰も見たことのない、本当の、女の救世の物語!爆音、爆光、日頃のストレスを一緒に叫ぼう!

募集内容

出演者

ノルマ

ご出演契約書をご記入いただく際に、1万5千円を、ノルマ金としてお預かりさせていただきます。
ノルマ金1万5千円以上から1枚~12枚以下の売上を、500円バックとさせていただきます。
※券種問わず、料金の低いものから換算いたします。

13枚以上の売上から、一律半額バックとさせていただきます。

選考の流れ

Googleフォームでの書類審査。
応募後3日以内に合格者のみにご連絡いたします。

実技オーディション。
指定の動画をお送りいただきます。

zoomにて面談。
ご参加後1週間以内に合否問わず全員にご連絡いたします。

合格後

・稽古・本番に参加していただきます。
・稽古場は新宿近辺の公民館やスタジオを予定しています。(稽古場や劇場までの交通費、稽古中や本番中の食事等は自己負担とさせていただきます)

稽古日程

・本番2ヶ月前
水 18:00~22:00
金 18:00~22:00
日 13:00~22:00
・本番1ヶ月前
月 18:00~22:00
水 18:00~22:00
金 18:00~22:00
土 18:00~22:00
日 13:00~22:00
を予定しています。

お問い合わせ

kosoryodan@gmail.com
または
http://tremendous.jp/contact/
にて受け付けております。

ご挨拶

団長 第六天魔王知乃

数ある募集の中からFEMIKING・BLACK METALをご覧いただきありがとうございます。私たちTremendous circusは様々なジャンルのアーティストが集い、ゴシックアンドロリータを着て、劇作家・田中円の「華装社会派作品」を上演する団体です。今回は昨年まで劇場公演で上演していたFEMIKINGを爆音・爆光のライブハウス演目としてカムバックさせます。池袋手刀という雰囲気ある箱に合うように、音楽は全曲オリジナルでブラックメタルに改変、ライブハウスで爆音で楽しめる、お祭りのような演目になります。トレメンドスのワンマンライブはコーレスと力強いアーティストの生身の肉体が魅力です。ですので一芸があるひとは作中に披露する機会もあったりします。
運営面では、拘束時間や金銭取引が明確で、セリフが一言しかない、といった理不尽なこともなく、参加しがいのある現場です。コミュニケーションに重きを置いていて何か起きた時には話し合いとチーム全体で改善していきます。努力するのが好きな人、頑張った分だけ報われる、現場の雰囲気と回しやすさを何より大切にクリエーションしています。当たり前ですが、誰かが泣いてその上に作品がある、そんなことは起きません。自分たちがまず楽しんでクリエーションすることを第一に、お客さん思いで心優しい、努力家な人と出会えたらと思います。皆さんのご応募心よりお待ちしています。

音楽 Dee Lee

音楽監督のDee Leeでございます。
ありがたいことで、トレメンドスの特徴のひとつに音楽が数えられるようになってしばらくが経ちました。
トレメンドスは最近ではライブハウスに進出したわけですが、より音楽を楽しみやすく、高音質でお届けできるようになりました。
つまりトレメンドスのパフォーマンスにおける音楽の重要性がさらに高まったといえます。

YouTubeかなにかで、お気に入りのアーティストのライブ映像を観たことがある人は多いと思いますが、ステージ上のアーティストがアドレナリン全開で輝いてる姿がそこにはあります。
もちろん音楽のライブに限らず、他のジャンルの舞台でもそれはあると思うのですが、音楽のライブのステージには独特の魔力があるような気もします。そして、トレメンドスの舞台にはそれがあります。
要するに、アドレナリン全開。これです。
爆音のど真ん中に立って、歌い、奏で、踊り、叫ぶ。爆音に酔いしれるオーディエンスに快感を与え、またオーディエンスの熱意を受け取る。
この空間の支配者となる強烈な陶酔感を覚えると、もう引き返せません。

あの中心に、あなたも来てみませんか?

好きな音楽を歌ったり演奏したり踊ったりすることで、自分も輝いてみたいと空想したことはありますか?ありますよね?
ひょっとして、トレメンドスの音楽っていいなぁ、自分もあんな音楽を歌ったり、また音楽をバックに演じてみたいなぁ…なんて思ったことはありますか?
もしあれば、僕が書いた曲を気に入ってる段階でそもそも抜群のセンスがあるので、あなたはステージで輝ける才能があります(笑)

だから安心してドアを開けにきてください。
アンプのボリュームを上げて待っています。

劇団員 紫京院瑞姫

中学校1年生の国語の教科書に載っている『大人になれなかった弟たちに…』というお話を読んだことがありますか?
太平洋戦争中の日本、主人公の弟が生後間もなく栄養失調で亡くなってしまうというあらすじの、米倉斉加年さんによる絵本です。

ここ2週間ほど訳あってこの本と向き合い続けておりまして、ついに昨晩、夢にまで出てきました。
時代は今、場所は東京。
街並みが所々異国風、並んだ立て看板や会話に外国語も混ざっていたため、既に侵攻されていたのだと思います。

ある日襲撃を受けている時に、私は力が弱くて前線には出られないからと、防空壕の見張り番を任されました。
防空壕の中は3人生活するのが精一杯のスペースしかないから、仲間が戻ってくるまで誰も入れてはいけないと言われました。
降り頻る銃弾に街中は大混乱で、私たちの防空壕にもたくさんの人が押し寄せて来ました。相手は外国人が多く、なんとか外国語で事情を説明するも、中はすぐに人でいっぱいになってしまいました。
核爆弾が広島と長崎に落とされたのは工業が発達していたからで、B-29が東京に飛んで来たのは住宅が密集しているからだと思い出し、人がたくさん集まってしまったこの基地も、すぐに爆弾を落とされるに違いない、と死ぬ決心を固めました。

2022年の2月24日、「プーチンがウクライナに対して戦争を始めました」という在日ウクライナ大使館のツイートを見た時のことを今でも覚えている。
その時はちょうど、例のごとくロシア語劇の稽古をした帰り道だった。私の誕生日が近かったのでたくさんの人が祝いの言葉をくれたけれど、私は後ろめたさを感じていた。

昨日の夢の中で生を諦めた瞬間、ウクライナでは、他者が自分のテリトリーに侵入してくるこれが日常で、常に死の恐怖と隣り合わせなのだ、人がたくさん死んだというニュースを見ながらご飯を食べられる自分に、その順番が回って来ただけなのだ、と自分を納得させ、穴の隙間から、砂埃の舞う東京を見ていました。

目が覚めて、窓の外は雲ひとつない快晴。
世界のどこかで人がたくさん死んでいても、暑いからアイスを食べて、スタバに入ってパソコンを開いてそれらしいことを書いて、人生をやったつもりになれる。

教科書の『大人になれなかった弟たちに…』を子供たちに読んで聞かせる時、私たちは、「戦争は良くない」だとか「命に感謝しよう」だとか、薄っぺらい言葉に甘んじてしまう。日本の教育において答えとされているのはそういうことだからだ。

この本は1987年から今日に至るまで36年以上、教科書で採用され続けている。

物語になんの疑問も持たずに素直に育った子供が大人になり、子供たちに嘘の物語を語って聞かせる。自分がそうされたように。
たとえ疑問を持っても、私一人の疑問が世界を変えうるだろうか?
まるでぬるま湯に脳を浸けられてじわじわと死んでいくようだ。

だけど、トレメンドスに入って、世界に疑問を持っているのは私一人じゃないとわかった。

『大人になれなかった弟たちに…』は、語り手の少年が母についてこのように言及するシーンがある。

「そのときの顔を、僕は今でも忘れません。強い顔でした。でも悲しい悲しい顔でした。僕はあんなに美しい顔を見たことはありません。僕たち子供を必死で守ってくれる母の顔は、美しいです」

私が語り手だったらこう書くだろう。

「そのときの悔しさを、私は今でも忘れない。悲しい悲しい顔だった。でも私には強がって見せた。私は悔しかった。私たちを戦争に巻き込みレイプし死に晒すのは誰だ?男だよ〜!!!」

どちらが面白いでしょうか。

後者の方が続きを知りたいと思った方と、ライブがしたい。
平和ボケした現実に、トレメンドスという劇薬をぶち込んでみませんか?