トレメンドスサーカスは、ゴシック&ロリータを着て、爆音のダークミュージックと共に、暗黒童話・怪奇幻想などを題材に、耽美派で頽廃的・中性的な、人の心の痛みを叫ぶ熱い演劇を創る、東京の劇団です。

『19842022』2022年3月11日(金)〜13日(日)

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Introduction

ゴシック・アンド・ロリータを着て、リストカットの変わりになるような人の心の痛みを叫ぶ芝居を作り続けてきた劇団が、初めて挑む古典SFの世界!
爆音のダークミュージックと共に、アンティークで、けれど未来的な世界構築を実現します。
私たちはこれまでセクシャルマイノリティや女性差別など様々な社会問題を、人の心に寄り添うエンターテインメントとして描いて来ました。
今回は監視社会を書いた古典的名作である「1984」を題材に、オリジナル要素を加え、問題を生み出す社会構造の根本に向き合います!

ご挨拶 

団長 知乃

1984をやります。
この2年は様々な劇団さんが中止や延期を決断されたりと、苦しい思いをしていない演劇人なんていないのではないかと思えるような、そんな日々でした。
では、それでも何故私達は不透明な来年について動いていくのか。
それはもし、この公演が中止になっても、延期になっても、私達は劇団と演劇いう歯車を回し続けないことには未来がないからです。
どんな状況でも、どんな結果になっても創作するこの手を止めないことをこのコロナ禍のテーマにしてきました。
動き続ければ、後退することはなく、牛歩だとしても必ず進みます。
本当は毎公演ガツン!と飛躍の公演にするぞ!と意気込みたいところですが、来年の3月の見通しも立たないこの世界では、「それでも進み続ける」としか言うことができません。
けれど、この状況でも一歩でも進み続けられたら私達はクリエイターとして強く、もうどんな状況でも軽やかに駆け抜ける事ができると思います。

創作する事、演劇をする事、このコロナ禍でも立ち止まりたくない全ての演劇人とやる、この世界へのアンチテーゼです。

 

音楽 Dee Lee

こんにちは。トレメンドスのビッグ・ブラザー(兄貴)です。
今回はまさかのビッグ・ブラザー本人が音楽を作る「19842022」ですよ!

さて、今回の原作1984にあなたが関わるべき理由をお話したいと思います。

iPhoneでおなじみのAppleが初代Macを発表したのが1984年で、その時のCMがまさしく今回の「1984」の原作のオマージュでした。
独裁者ビッグ・ブラザーの演説を映し出すスクリーンめがけて、革命家がハンマーを叩きつけ「1984年は “1984”のようにはならない。」とメッセージを出すんですが、今もYoutubeで見れるのでチェックしてみてください。

原作「1984」が発表された1949年は「ソ連が核兵器の開発に成功」「中華人民共和国が成立」など、作中の舞台となる国家オセアニアのような共産主義・全体主義国家が躍進を遂げた年でもあります。これらの国々と対立するアメリカ(及び西欧・日本)にとっては、作中の国家体制やビッグ・ブラザーの指導する思想は、現実的に差し迫った恐怖そのものだったのです。
実際にこういった思想を世界中に伝搬させないために、朝鮮半島やベトナムで戦争が起こったり、両陣営の核開発競争が激化したり、モスクワオリンピックで資本主義陣営の国々がボイコットしたりしたのです。AppleがCMを打った現実世界の1984年においても、その対立構造は続いていました。
90年代に入るとソ連の崩壊という形で冷戦は終結しますが、「全体主義やっぱりだめ。自由バンザイ!」みたいな形で、この小説は再評価されることになります。

ところが2022年を迎えようとする今はどうでしょう?
あらゆる情報が想像を絶する速度で広まり、巨大な企業群が一括で管理。それをさらに国家が介入している現実。
新型コロナウイルスとの戦いで「自由よりも私権の制限を選ぶべき」という声。言葉の抹殺により消される真実。激しさを増す同調圧力。
皆さんも体感してませんか?
そして、そもそも日本の社会ってそんなに自由でしたっけ?

そう、この作品は、今生きているあなたにこそ表現してほしいのです。
とてつもなくスケールの大きい作品ですが、その世界にあなたは間違いなくいるのです。
トレメンドス史上最もスケールの大きい作品、間違いなく音楽はハリウッド映画かよ!?みたくなります。

Big brother is watching you.

 

劇団員 田中愛恵

ごきげんよう、劇団員の田中愛恵です。

僭越ながら、私からも挨拶をさせていただきます。
なぜかと言いますと、私は歴史が好きで、それに付随した政治思想や哲学思想などが好きだからです。
まあ世界史の点数そこまで良くは無かったんですけどね。あれれ?

1984はその書かれた当時から見る近未来で、21世紀に生きる私たちにとっては過去の話になります。ちなみに私はまだ生まれていません。
しかし、この当時からしてみれば「ありそうな未来」であり、「そうなってもおかしくない」事象なわけです。私たちから見るドラえもんの世界観と同じですね。
そう考えると少しゾッとするんですよね。もしかしたら全体主義国家が世界を支配してる世界線に、私は生まれていたかもしれないんですよ。そして戦争している状態が平和だと思い込まされていたかもしれません。
今この日本という民主主義国家に生まれ、ネット社会の普及によって宗教や思想や主義主張などを自由に取捨選択できて、それらを自分の信念として掲げても許される時代に生きているのって、とても恵まれていることなんだなと思います。

上記で兄貴さんも仰っていましたが、今だんだんと世の中がおかしなことになっている雰囲気がありますね。
日本人の国民性って、全体主義的な統治をするのに適しているんですって。そして今日本人が求めているリーダー像を総合すると、ヒットラーになるらしいですよ。
「2+2=5である」ということが正解だと言わなければならない世界は、もしかしたらもうすぐそこまで迫ってきているかもしれません。

私はこの時代の、この日本という国で、1984を上演することはとても意味があることだと思います。
もし「2+2=5である」と決まった時に、何もない状態で私たちはおかしいと声を上げられるでしょうか。
幸いなことに私たちは、弾圧される恐怖がない世の中で、芸術という手段で、そのおかしさに向き合うことができるのです。

普段思想だとか、政治のこととか考えないという人が、考えるきっかけとなる作品を創れたらいいなと思っております。

Story

核戦争後の世界。ビッグ・ブラザーという独裁者に支配された国家で、市民は思想、言動を厳しく規制、監視されて暮らしていた。
1984年、“過去の歴史の改ざん“を担当する小役人ウィントスン・スミスは、偶然ある新聞記事を目にし、国に禁止されている“日記“を付け始めるのだった__

Cast

劇団員:

知乃/en/せとうあゆみ/当山楓花/田中愛恵/文月映瑠

Guest:

 

STAGE STAFF

演出/田中円 知乃 脚本/田中円 音楽/Dee Lee 音響/高松祐太 照明/佐藤佑磨 演出助手/当山楓花  舞台監督/雨宮大夢(東京演劇アンサンブル) 和田響き(東京演劇アンサンブル) 衣装・メイク/知乃 殺陣/合田孝人 振付/知乃 田中愛恵 美術/みのちょく 歌唱・編詩/椿綺透子

PRODUCE STAFF

プロデュース/田中円 アートディレクション/知乃 デザイン/アカバネ 歌唱指導/椿綺透子 制作リーダー/田中愛恵  制作/アカバネ みのちょく せとうあゆみ 椿綺透子 里見ちひろ 製作協力/ 企画・製作/虹創旅団 TremendousCircus

公演日時

2022年3月11日(金)〜13日(日

劇場

ザムザ阿佐ヶ谷

〒166-0001 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21

JR中央線・総武線 阿佐ヶ谷駅 北口より徒歩3分
(新宿より快速で9分 土日祝日は各駅停車をご利用下さい)
阿佐ヶ谷駅北口を出て線路沿いを荻窪方面へ
右手に見えるTOAフィットネスクラブの北側

 

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